走ってプラグを確認し。調整してまたプラグを確認する。昔から繰り返している作業なので苦ではないのですが21世紀にもなって、これ程アナログな作業に時間を費やしていて良いのでしょうか?小さな変化を感覚的な評価ではなく、具体的な数値として評価はできないのでしょうか?
てな訳で、空燃比計を導入することにしました。ご存じの方も多いかと思いますが、車のチューニングでは空燃比計は凄くスタンダードな機器です。今から10年ぐらい前の時点でクラシックミニのレースや空冷VWのドラッグでは付いていて当たり前でした。僕が空冷VWに乗っていた時は付けていました。
旧車にハイテク機器ってどうなの?って話もありますが僕はポジティブに取り入れています。10代から20代中頃までは反対派でしたが。。笑 特にエンジンやミッションなどの重要な機器の寿命に関わるような箇所に使用されている物は積極的に交換します。
オルタやダイナモ、ポイント、レギュなど当時の物より、現行品の方が信頼もあるし性能も上がっていると思います。昔はリンカートとかリビルトして使用していましたが、最近は調子が出なければ現行品にすぐに交換します。笑 結局のところ、消耗品や壊れた機器は新しい物に交換する。AMALだったらコンセントリックのプレミアム。ポイントらったらポンとレスキット。6Vなら12Vへ。どうせ現行品に変えちゃうなら、わざわざ古いの使わなないで最新のデザインの物の方が。。って話です。
機器の寿命に関わらないような部品は絶対にビンテージパーツ使いますけどね。笑
既に10年ぐらい前の時点でワイドバンド系のセンサーの流通価格はかなり下がっており、一昔前では100万ぐらいした機器もアメリカやヨーロッパのメーカーから10万円以下で販売され始めていました。技術の進歩は凄いですね。因みにワイドバンド系のセンサーに対応していない空燃比計は反応がいまいちで幅も狭く役にたちません。ナロー系のセンサーを使ってるやつね。
空燃比計の最新トレンドを調べるべく検索してみたところ、PLX社の物がやたらヒットします。PLXは僕がVWにハマってた頃から在るメーカーなので10年以上前から在ります。
使った事はないのですが、ネットの評価も良いのでPLXの物を購入することにしました。価格も非常に安いです。実際にメーターを取り付けビジュアル的な要素を取り入れたモデルとブルートゥースで手持ちの機器に飛ばして使う二種類が販売されていました。PLXの説明ではブルートゥースの方を推奨しているようでしたので、ブルートゥースモデルを購入しました。スマホに飛ばして使えば無駄な配線を追加する必要もなく、メーターを設置する場所も考える必要がないので、結果ブルートゥースモデルで良かったと思います。
現在は対応していないようですが、ソフトウェアのバージョンアップでログ機能やGPSなどが追加される可能性も在りますので更新が楽しみです。笑
コチラが本体モジュールユニットとなります。とても小さいです。中身入ってんのかな?って位軽いです。笑
このエンボスをマフラーに溶接します。M18の1.5ピッチですね。普通に流通している物なのでどこでも買えると思います。僕はTAKEGAWAの物を使いました。取り付け位置はエンジンブロックから60㎝程のところとのことでした。旧車で空燃比計の取り付けでつまずづくとしたらエンボスの溶接ぐらいかな?エキパイに穴開けたくないし溶接機ないよ。って感じですよね。この壁をクリーア出来るのであれば、後は電源を取るだけなので30分ぐらいで終了します。溶接も強度部材ではないので止まっていてリークがなければOKレベルです。
O2センサーが思いのほか大きく、フレートへ干渉しない場所を探すのに少し手間取りました。
取り付け位置にΦ16の穴を開けてボスを溶接します。
完成。本来であればボスはガスフローに対して15度ほどの角度付けなければいけないのですが、取り廻しの都合により付ける事が出来ませんでした。メーカーに問い合わせたところセンサー保護のために角度を付けて欲しいとのことでしたので、セッティングの時しか使わないしこれで良いかで。妥協しました。
今日はここまで。次回は起動させます。
本当はプラグ云々、セッティングどうのこうの。ってのはどうでもよくてワイドバンドセンサーに対応した空燃比計を使ってみたかっただけです。
あと、最近ジェットの自作を再開したので、データ取集目的もありますね。どちらかというとこっちがメインかな。