今年ももうすぐ終わりですね。悔いの残らないようにラストスパートも駆け抜けたいと思います。12/6には国内最大級の室内イベント横浜ホットロッドカスタムショー(HRCS)が在りました。バイカー、カーガイにはマストなイベントですね。かく言う私も当日は会場にお邪魔させて頂きました。
今年はバイクや車のエントリーを行いませんでしたので、開催日手前での駆け込み徹夜作業もござませんでしたが、先月買い付けを行った積み荷が国際便の火災やクリスマスの影響をもろにうけ、通常の倍の時間を経て到着した事も在り、直前までHRCSに行くか微妙な感じでしたが、29Roadstar乗りのMrが遠路はるばる東北からHRCSの為に東京までやって来ましたので、私も行く事に致しました。余談ですが、このMrが乗ってる29がめちゃくちゃ早いんですよね。ずるくね?!って位早いです。同じアーリーフラッティーなんですがね。。。
2014年以降、静かに走ろう横浜なんちゃらが大きな成果を上げているらしく、今年のHRCSもとても静かでした。HRCSの陰で行われる裏HRCS(その辺の駐車場)も中々見応えのある車両ばかりでしたが、もう見る事は出来ませんね。少し残念です。裏HRCSの消滅に伴いショー終わりの車両搬出見物客も大分減っていました。
今年も一眼レフカメラ片手に会場入りしたのですが、いまいち撮りたい車両がなく結局10枚ぐらいしか写真を撮りませんでした。当然の事ですが、出展されている車両は全て素晴らしいクオリィーの車両ばかりです。この日の為に丹精込めて作りあげられた車両ばかりですから。ただ、最近は年を取ったせいか、年々出展されている車両に興味がわかなくなって来ました。不思議ですね。久しぶりに会場で会った友人も言っていましたが、アメグラやグリース(Grease)、乱暴者(The Wild One)などに憧れて、車やバイクを乗り始めた自分たちと今会場にある車は少し違うようだと。言っていましたが、僕もその気持ちは良く解ります。
ここから先はイメージの話で、何かを否定したり、肯定するつもりは御座いません。個人的な感想です。今年、アワードを受賞したマーキュリーはとてつもないクオリティーの車両です。誰がどう見ても素晴らしい事は一目瞭然かと思います。フェンダースカートやチョップトリム、全てに手が入った完璧な車両かと思います。アメリカのカスタムショーにエントリーしても間違いなく評価される車両かと思います。ただ、製作費は余裕で1000万円越えです。ベースや手間から考えたら1000万円代後半かと思います。10年位前までは、プライベーターでもアワードを狙う事が出来ましたが、今は無理です。プライベーターで1000万円越えは中々難しいです。メジャーリーグと社会人野球位の差があります。ここ数年は受賞車両の殆どが、海外から持って来た車両に軽く手を加えた物ばかりですし。。。趣味の世界なのでお金が掛る事は重々承知しておりますが、今宵のハイレベルぶりはプライベーターには少し厳しい気が致します。
会場もファッションショー状態でした。最近はアパレルブランの宣伝用の車両ばかりです。確かにバイカーやカーガイ向けのブランドの知名度を上げるには最高の場所かと思いますが、やり過ぎだと思います。純粋に車両を見に来た人には少し辛いかと思います。バイクも純正度を競ってる車両が目立ちました。60年以上経過した車両でオリジナル性が高いのは凄い事かと思いますが、単純にオリジナル度の競争なら博物館に行けばOKです。博物館で100%オリジナルの車両を見る事が出来ます。
そんな感じで、今年のカスタムショーは過去に私が販売したパーツと感動的な再会をしインドネシアのやくみつると友達になる(元ネタ解る人居ますかね?)良く解らないベントとなってしまいました。当然、来年も行きますけどね。次は自走系チキチキマシーンもエントリー可能なストナショ(Street Car Nationals)に期待いたします。その前に地獄の極寒ラズルダズル(Razzle Dazzle)もありますね。