BSA B31 ギアボックス及びプライマリー関係

B31すこし進めました。たまーにエンジンをかけるのに今のままだと(ギア抜け)始動が大変なのでギアボックスの確認です。

 

 

ギアオイルを抜こうと思いドレインボルトを探したけど、油と砂でギトギトのボックスに触りたくなかったので探すを早々に辞め抜かずに開けました。ギアオイルは結構新しめ。安定の水混入ですが、状態は悪くないですね。思ったほど腐食なし。

予想通りキックのリターンスプリングが折れてました。こいつはチェンジですね。

このタイプのギアボックスって初めて中を見たのですが、レイシャフトのエンドブッシュにキックギアが付いてる(刺さってる)んですね。ブッシュがヘタってギアにガタが出て負荷をかけるとギアが抜けるのかな?
確かにブッシュは痩せてるけど、アウターカバー側が効いてるから抜けるほどではないと思うんだけどな。

キック側とチェンジ側のブッシュサイズを採寸するためにインナーギアプレートを剥がしました。にしてもこのインナープレートやばいですね。キックギアが暴れてスピードメーターギアの取り出し口付近を削ってしまっています。キックギアはそんなに傷んでいないので交換済み?


そもそもこのレイシャフトエンドブュシュにキックギアを乗せちゃうってのはいかかがなものでしょうか?アウターカバーもそれなりに修正した痕があるから安いのが見つかれば交換してもいいかも。

こちらメインストリート。アウターとインナーの割に中は状態がいいですね。覗いた感じではギアフォークガイドが全然ダメ。この感じだとシャフトペグもだめそう。
これじゃギア入んないんじゃない?あとはメインの2ndが少しヘタってるぐらい。恐らくフォーク周り以外のギア類は一式交換済み。

あまりにも汚いし、ぽつぽつ気になる箇所もあるのでギアボックスも一度降ろすことにしました。
今回はスプリング交換して終わりの予定だったのに簡単にはいきません。

 

プリマリーはオイルの代わりに大量のグリースが挿入されてました。オイル漏れが酷いからグリースにしちゃいました。って感じだろうけどこれ意味あんのか?潤滑しないし冷却効果も期待できなそうだけど。

そんな感じでプライマリー側は凄くグダグダ。ビスがなかったりmmが使われていたり。オークションで買ってきた車両なんてこんなもんですけどね。

さらっとばらしてギアボックス摘出。メインケースはまぁまぁな感じ。細かい事は洗浄してみないとわからないけど。。メインシャフトを抜こうと思ったけど、エクストラクターが無いと抜けそうもないので諦めて注文。よくよく考えたら、これ普通のギアエクストラクターで抜けそう。残念。

せっかくだからクランクシャフトのシールも見てみるかと思ってスプロケを外そうと思ったら。
スプロケを抑えてるリテイニングナットがすごく緩い。。。
なんだよこれ。って思ったらクッシュドライブスプリング(BSA的に言うとEngine shock absorberかな)が骨折してました。
原因はこですね。スプリングが折れてクッシュドライブが正しく動作しないため、一気に負荷をかけるとギアが抜けるようです。スプリングの座も付いていなかったので、ギアエクストラクターと一緒に注文しました。30ポンド。高い。

ちなみに解ってはいましたが、ケースエンドにはシールは入っていませんでした。

ギアボックスはエクストラクターが来てから進めようと思っていたのですが、普通のプーラーで外せる事に気が付いたので、次回はギアボックスの中身です。

手間はかかりますが、大した作業もなく復活できそうで良かった。

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