ヴィンテージトリプルライト②

前回「ヴィンテージトリプルライト①」の続きの作業を行いました。

ヴィンテージトリプルライト①ではトリプルライトが作られた年代の推測と次作業に向け室内で可能な限り、分解したところまで記載致しました。その後、作業場に持ち込み残りの作業を行いましたので記載致します。

その①でリベット止されて、取り外す事のできなかったフェイス面をボール盤でもんで取り外しました。リベットよりも大きいサイズの刃でフェイス及び裏板(レンズをフェイス面に固定するためのバックプレート)が削れないよう、慎重にリベット先端を削り飛ばしました。

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続きまして、塗装準備のため本体にブラスト処理を致しました。フェイス面はブラスト前はシルバーでしたが、ブラストを吹き付けるとシルバーの下からメッキ面が出てきました。やはりオリジナルはメッキだったんですね。メッキの状態はいまいちでしたので、メッキも全て剥がしました。鉄に銅の下地でニッケルメッキかと思いましたが、いくらブラストを吹き付けても銅面のままでしたので、フェイス面は銅製のようです。

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ケースとレンズをフェイス面に固定するために付いていたバックプレートは鉄製でした。ケースもフェイス同様にシルバーでリペイントされていましたが、フェイスと違いメッキは出てきませんでした。ケースはメッキ無しの鉄製で錆止めに黒でペイントされていたようです。その上からさらにシルバーでリペイントされていました。メッキぽく見せる為にシルバーでペイントしたのでしょうか?

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写真を撮り忘れてしまいましたが、リフレクターの淵もリペイントされた際のペンキが付着していましたので、レンズ表面にブラストによる余計な傷が付かないよう、マスキングを行いブラスト処理を致しました。同サイズヴィンテージリフレクターも何点か所持しておりますので、気分に合わせて色を変えるのもいいかも知れませんね。

フェイス面淵に若干のクラックがありますが、使用上問題なさそうなので修理は行いませんでした。使っているうちにクラックが進展してきたら、修正を行います。自分のHOTORODには少しぐらいやれている方が似合いますしね。ケースに割れはありませんでした。ナンバーステーもしっかりしておりますので、そのまま利用したいと思います。

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後は面を整えて塗装をし再配線を行えば終了です。塗装まで少し時間が開きそうですので、真空パウチに入れて保管することにしました。これで湿気問題も解決です。オリジナル同様にケースは黒にして、フェイスは再メッキしようかな?

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次回は塗装後の写真を掲載できるよう頑張ります。

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