Arisビンテージヘッドライトの種類と形状

旧ブログの記事ですがアクセスが多い記事でしたので、新ブログに移動させました。ハーレー、トライアンフ、チョッパーととても人気のライトですので、参考にして頂ければと思います。

 

1.Arisヴィンテージヘッドライトについて

70年代ベトナム戦争、ヒッピー等アメリカにとってカオスな時代に生まれ、未だに70sフリークの心を虜にして離さないArisライトArisは1965~1978年代までアメリカで自動車向けライトを提供していたメーカーです。なぜ67~78年かというと、私の持っている資料に初めてArisが登場したのが67年で最後に登場するのが78年だからです。PATナンバー(特許番号)、カタログ、メディア等調べたのですが、Arisについて書かれている物は見つかりませんでした。当時、同形状のライトを色々なメーカーが販売していました。BOSCH、K-MART、SEARS等ですね。全て日本製です。恐らく作っていた場所(工場)は全て同じでしょう。そんな日本の生産元がプライベートブランドとして出したのが、Arisじゃないかなと僕は考えています。

不思議な事にArisの箱には販売元が記載されていないません。書いてあるのは商品の説明のみです。(↑外箱の写真を「Arisビンテージヘッドライトについて」でアップロードしていますので、お時間ある時に覗いてみて下さい。後期Arisの箱には輸入代理店(アメリカの会社)の名前が入っていましたので、電話をしてみましたが2015年現在不通となっていました。)

 

当時の広告を元に各メーカーの販売価格順で並べてみると

1.BOSCH

2.K-MART

3.SEARS

4.Aris

こんな感じになります。Arisが一番安いです。手元の資料でArisは日本の群馬県で生産されていた事まで解りました。作っていた会社の目星も付いていますが、この場で会社の名前を出すのは如何な物かと思いますので、伏せさせて頂きます。気になる方はメールください。個別にお答えします。

cibie

Cibie

謎多きArisがどうしてここまで流行ったのでしょうか?

Hells Angels説、Jeff McCann説。。。等いろいろな説があります。僕は単純に安くて丈夫だから流行った説を押しています。実にシンプルです。笑

当時のショーバイクの写真を見てみるとArisっは意外と少ないです。大体の車両がMarshalかboschかcibieです。やはり価格的な差が大きかったんだと思います。上記3社は高嶺の花で、Arisは庶民の味方だったのかな?

 Aris-1975AD

↑の写真はBoscov’s(1975)の広告です。

Arisは車用のFogランプなので、車の部品と一緒に掲載されてます。

14㌦!!安っ!!って思ったんですが、当時は円安なので5000千円位ですかね?BOSCHは乗っていませんが60㌦位だったので、値段の差はかなりの物です。結果70年代の若者は安いArisを付けるしか無かったんだと思います。

2.色々なヴィンテージAris

2-1.Arisトライアングル

ArisNOS

60年代後半から70年代前半にかけて生産されていました。プレミアムな値段で取引されていますが、息が長く数も多いです。レア度は5段階中4位ですね。因みにブルーバックと呼ばれるモデルも御座いますが、ブルーバックはAEEの別注品です。作っていたのは同じ工場でしょう。レンズロゴ無はrockyが販売していたパチもんです。Arisもrockyも同じ工場で作られていましたが。。。基本的にArisの製品でレンズにロゴの入っていない物は存在しません。ロゴ無はレンズが割れて交換したかコピー品です。

2-2.Aris変形ライト

ARIS_Trapezoid
正式名所は解りませんが、当店ではTrapezoid(台形)と呼んでいます。

個人的にはトライアングルよりこちらの方が好きです。おさまりが良いんですよね。バルブソケット及びバルブがトライアングルと同じなので、同世代と思われます。クリアーレンズのTrapezoidはそれなりに在りますが、イエローレンズはトライアングルよりも希少です。そもそも生産量が少なかったようです。トライアングルで2ヶ月に1~2回、ブルートラで3ヶ月に1回位セールオファーが来ます。Trapezoidのイエローレンズは1年に1回位ですね。うーん。レアですね~。レア度は4.5です。

2-3.Aris1025

Aris-vintage-light6
こいつは定番です。重要なポイント全てを押さえた逸品です。

70年代半ばから後半にかけて生産されたいました。フード、縦リブ、鉄ボディーまさに向かう所敵なし。因みにバルブはH3ですので、使い勝手もいいです。現行のH3と交換すれば光量もかなり稼げます。写真はアンバーレンズですが、クリアーリブ無も存在します。アンバーレンズでレア度3.5、クリアーで2.5位です。※トライアングルや変形ライトなどの初期モデルはH3では無く、フィラメントバルブが装備されています。

2-4.Aris1050

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Aris1050

こちら1050となります。1025をゴツクした感じです。ボディーも一回り大きく、全体的に厚みも増しています。70年代の写真を見てみると、圧倒的にこの1050を付けている車両が多いです。写真はアンバーレンズとなりますがクリアーレンズのモデルも御座います。

2-5.Arisとその他の70sライト比較

その他、DIXIE、SEARS等御座いますが、微妙に本家Arisとは形状が違います。

そもそもDIXIEはリプロメーカーなので、Vintageと呼んで良いのか疑問ですが。SEARSとArisの大きな差はバックスタイルが違います。Arisは全面アールですが、SEARSはカクカクしています。本体のあわせもArisと比較すると少し安ぽいです。

Aris-vintage-light1025

Aris-vintage-light1025

sears

Sears

簡単では御座いますが、Aris紹介させて頂きました。

何かご不明な点等御座いましたら御質問ください。

Vintage-Parts-Shopにて販売しています。

本ブログにて紹介させて頂いたビンテージパーツは”Vintage-Parts-Shop”にてご購入頂く事が可能です。

最新情報の確認にはインスタグラムが便利です。@vintage_parts_shop

 


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