ビンテージケーブルラップ(バンド)について

皆様お盆休みはいかがお過ごしでしょうか?私はHOTROD再配線の為、朝から晩までガレージに引きこもっておりました。扇風機2台と換気扇全開にて作業を行っていたのですが、一日の中で最も気温の上がる正午、ガレージ内はまさに地獄そのものでした。ピーク温度は50度を超えコンスタントに40度台を維持しておりました。真夏の太陽パワー半端ないですね。

本日はビンテージケーブルラップ(バンド)について書きたいと思います。
このブログをご覧になられている方に改めてケーブルラップについて、ご説明させて頂くのも如何な物かと思いますので、ケーブルラップ概略については簡単に説明させて頂きます。ケーブルラップとは名前の通りケーブルを纏める為に使用する物です。パン、ナックル、ショベルの頃にはハーレーも純正オプションとしても販売されていました。

時代に合わせて何種類かございますので、サクット説目致します。

1900年代・・・・シニュー糸(牛や鹿などの腱より生成した糸)

1930年代・・・・メタルバンド(アルミ製のタイラップのような物)

1950年代・・・・プラスチック製

シニュー糸は通常の糸と比べると丈夫で水等に強いのですが、熱に弱く経年劣化が早いため、現代では使用されていません。メタルバンドは現在でも生産せれていますが、ビンテージ品と現行品では形状が事なります。

vtg cable tie

こちらがビンテージメタルバンドとなります。

cable tie

こちらは現行品となります。固定す部分の形状が違います。しっかりと固定できるようになっています。

メタルタイプはエンジンルームや高温になる所での使用に適きしています。私はHOTRODのプラグコードを纏めたりするのに使用しています。

プラスチックタイプのケーブルラップはどちらかというと、アクセサリー感覚での使用の方が多いかと思います。こちら1960年代Balac製ビンテージケーブルラップとなります。写真はブルー&ホワイトになりますが他にもレッド&ホワイトとレッドラメが御座います。コンビカラーの方が人気がありますが、実は赤ラメ単色の方が断然レアです。

vtg cable wrap

プラタイプのケーブラップは60年代に色々なメーカーから販売されていました。有名な所だと、Balac、CycleRite、Oxford、Dixie等です。BalacとCycleRiteは形状が全く同じですので、同じ工場で作られていたものと思われます。プラタイプのビンテージケーブルラップは人気の為、品数が少なく高値になりがちですがビンテージじゃなくてもOKなら、SpeedWay社のケーブルラップがお勧めです。つい先日まで販売せれていましたので、比較的安値で購入する事が可能です。パッと見はビンテージラップと同じ形状ですが、良く見ると所々違う形状をしていますので、拘る方はSpeedWay社は避けた方が良いかと思います。ビンテージ品と比較するとSpeedWayの物はケーブル表面に凹凸がありません。全体的にのっぺりしています。Dixie製も悪くは無いのですが、Balac、CycleRite、Oxford等と比較してしまうと、貧相な作りとなっています。

Vintage-Parts-Shopにて販売しています。

本ブログにて紹介させて頂いたビンテージパーツは”Vintage-Parts-Shop”にてご購入頂く事が可能です。

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