チョッパー及びハーレーのガソリンタンクについて

カスタムの定番ガソリンタンクについて書きました。

 

1.概要

ハーレーカスタムの醍醐味はタンクの交換が簡単に出来る事だと思います。数多くのアフターパーツメーカーがタンクを販売しており、現行品であれば価格も安く手軽に車両のイメージチェンジを行う事が出来ます。タンクを変えるだけで、車両の雰囲気も大分変りますので、何種類かのタンクを気分によって使い分けるのも良いかと思います。殆どのチョッパー乗りの方はスポーツスター系タンクの流用だと思いますので、今回はスポースツスタータンク+定番タンクを写真付きで紹介して行こうかと思います。

2.ハーレー純正スポーツスター系タンク

スポーツスターのタンクは大まかに分けると3種類に別ける事が出来ます。1995年まで採用されていた2.25ガロンタンク、1996年より2004年まで採用されていた3.3ガロンタンク、2005年より採用されてる4.5ガロンタンク。チョッパーやカスタム車両で使われるタンクは2.25ガロンの物がメインかと思いますが、3.3ガロンをハイトンネル化したり、4.5ガロンをチョップしたり、幅を詰めて使用している車両も見かけます。ひと手間かかってしまいますが、純正ベースのワンオフタンクも選択しとしては良いかと思います。

2-1_2.25ガロンタンク

2.25ガロンタンク
こちらは1995年までスポーツスターで純正採用されていた2.25ガロンタンクとなります。純正採用が終了してから、約20年経過していいますが未だに人気のあるタンクとなります。2.25ガロン(約8L)しか入りませんので小まめな給油が必要となります。ロングツーリングには向きません。後程紹介致しますが、ハマータンクを一回り大きくした形状となります。

2-2_3.3ガロンタンク

3.3ガロンタンク
1996年以降のスポーツスターで純正使用されているタンクとなります。2ガロンタンクを引き延ばした様な形状となります。長距離ツーリングをこなす方やエボ、88などの最近の車両と走る機会が多い方は2.25ガロンタンクよりもこちらの方が良いかと思います。約12L入ります。

 

2-3_ハマータンク

ハマータンク1

ハマータンク2
最近プレミアムな価格で取引されているタンクとなります。1948年から1966年の間に生産されたライトウェイトハーレー (lightweight motorcycles)ハマー(Hummer)にて使用されていたタンクとなります。2サイクルエンジンで125cc、165cc最終的には175cc のモデルが販売されていました。中々面白いバイクですので、ハマーについてはまた別の機会に書きたいと思います。タンクにイグニッションスイッチが埋め込 まれているため、スタイリッシュな仕上がりを目指している車両にはもってこいのタンクかと思います。トライアンフ、ハーレー共に人気のタンクです。オー ダー頂き探したりしますが、最近上物は減ってきました。球数が多いのでまだまだ探せますがそろそろ底をつきそうですね。。。。タンク容量は1-3/4ガロ ン(約7L)となります。

3.社外系タンク

定番の社外系タンクを集めました。現行品がメインとなりますので、気にいったタンクが御座いましたら、実際に販売店に足を運び形状を確認してみて下さい。販売元(生産元)によって同じタンクでも大なり小なり差は御座います。バイクのカスタムはバランスが命です。今の世の中であれば家から一歩も出る事なく、パーツの購入が可能ですが、こういった車体に大きく影響するパーツは直接目で見てからの購入をお勧め致します。

3-1_ピーナッツタンク

ピーナッツタンク

ピーナッツタンクの愛称で親しまれているタンクとなります。見た目がピーナッツに見える事からこのようなネーミングとなっています。僕にはいまいちピーナッツに見えないのですが。。。チョッパーのタンクとして最も多くの車両で使用されているタンクかと思います。数多くのアフターパーツメーカーが販売を行っています。ロートンネル、ミディアムトンネル、ハイトンネルと全てのパターンが販売されていますので、タンク選びで迷ったらこれを買っておけば間違いないかと思います。全体的に容量は少なめになります。ハイトンネルの場合1.0ガロンを切る物も珍しくありません。100キロ毎の給油が必要となります。ツアラーモデルとのツーリングはほぼ不可能です。説明不要かとは思いますが、ロー、ミディアム、ハイとはタンク下のえぐれてる所(フレームをまたぐ部分)の位置を示しています。ハイトンネルはトンネルの高さ(えぐれてる距離)が高いので、フレームをまたぐ距離が大きくなります。ロートンネルはトンネル高さが低くなりますので、フレームをまたぐ距離が小さくなります。イメージとしては、ローはフレームに乗ってる感じ。ハイはフレームを挟み込む感じとなります。

3-2_エッグタンク

エッグタンク

こちらエッグタンクとなります。ピーナッツタンクと似た形状ですが、エッグタンクの方が全体的に丸いです。マスタングタンクとピーナッツタンクを足して二で割ったような形状をしています。ピーナッツ同様にチョッパーの定番タンクとなりますので、種類は豊富です。最近は極小ピーナッツタンクをハイマウントした車両を良く目にします。ハイマウントは70年代チョッパースタイルではあまり見ないスタイルです。

3-3_マスタングタンク

マスタングタンク
エッグタンクを伸ばしたような形状です。カフェ系の車両で良く使われているタンクです。ミディアムトンネルモデルで約2ガロン位入りますが、シートとタンクの隙間管理が命のカフェ系車両では、シートとの隙間を狭める為にハイトンネル化が必要となりますなすので、タンク容量は少しへります。縦に長い分ピーナッツタンクやエッグタンクと比べると容量を稼ぐことが出来ます。ハマるとカッコいいタンクですが、センスが問われますので上級者の方にお勧めのタンクとなります。

ざっくりですが、定番ガソリンタンクについて書かせて頂きました。次回はAEEやJammerが販売していたヴィンテージ変形タンクについて書こうかと思います。

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