ピーステールライトについて

本日は遊び心あふれる、ピーステールライト(PEACE LITE)についてです。


皆さんピーステールライトご存知ですか?変わり種ビンテージテールの中では比較的メジャーな存在なので、御存じの方も多いかとは思いますが、実際にバイクに付けている人を私は見た事がありません。カッコいいんですけどね。本気チョッパーにさりげなく付いてたら心打たれる事間違いなしだと思います。子供と雑誌にも人気ありそうです。

Peacelite2
1960年初期に”PEACE TAIL”が販売され1966年頃に微妙なマイナーチェンジを経て”NEW PEACE LITE”へと進化致しました。PEACE LITEはノンカットレンズでNEW PEACE LITEはカットレンズ(リフレクターみたいなやつ)となっています。使用していた金型も微妙に改良がされたようで、NEW PEACE LITEの方が表面の凹凸がはっきりとしています。

Peacelite3

戦争の象徴WARBIRDテールと平和の象徴ピースライト。同じ時代に生まれたライトなのに対極の立場ですね。因みにWARBIRDとは第二次世界大戦前後のプロペラ飛行機の事を通称して「WARBIRD」と呼んでいます。WARBIRDテールが販売されたのはベトナム戦争真っ最中の1972年です。この頃には既にプロペラ機は一線を退いだ後ですが、WARBIRDはアメリカにとっては戦争の象徴みたいなもんなんでしょうね。

現在2点ともリプロが出ています。WARBIRDは小型が進みよりスタイリッシュな形状へと進化しました。一方ピースライトは良く解らぬ方向にベクトルが進み、反骨心溢れるパンクなライトへと進化してしまいました。時代の流れですかね。50年後には更なる進化を遂げたピースライトが楽しみです。

warbird

Peacelight2
オリジナルは2点とも日本製となります。話は変わりますが、Back to the Future Part IIIでドクが壊れた日本製のマイクチップを見て馬鹿にしていましたが、70年代の日本製はアメリカではどんな扱いだったんでしょうか?今の中国製みたいな感しですかね?
Peacelite3
見切り発車で数多くの迷品を世に送り出した1970年代アメリカ企画商品ですが、最近ではアメリカでもめっきり姿を見なくなりました。もう大半は出る所に出てしまったんでしょうね。稀に収集家のおこぼれ品が市場に出回りますが、もはや需要と供給のバランスが崩れとてつもない値段で取引きされています。ピースライトもその中の一つです。年々高くなり、数年後には本当に手の届かない値段へとなりそうです。

今回は日本のお客様にオーダーをいただき何とか探し出す事が出来ましたが、もう次は無いかもしれません。NOSは自分用に取って置こうかな。

ピーステールライト1

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