伝説のチョッパービルダーRon・Finchについて |ロン・フィンチ

今日は私の大好きなRonFInch(ロン・フィンチ)大先生について書きます。


ところで皆さんRon大先生をご存知でしょうか?勿論ご存知かとは思いますが、ご存知でない方も
いらっしゃるかと思いますので、簡単では御座いますがRon大先生について説明させて頂きます。

1965年にアメリカミシガン州のポンティアック(Pontiac)にカスタムバイクショップ( Finch’s Custom Styled Cycles)を開き、数多くの名車を世に送り出しました。1970年代のチョッパーブーム時には類稀なるセンスにより数え切れないほどの賞を受賞いたしました。60年代末よりオリジナルブランドにてカスタムパーツも手がけておりましたが、メディアへ消極的だった為か、何かと謎が多い人物となります。Ron大先生の作品を見たEd RothことBig DaddyはRon大先生のことを『Michigan’s Motorcycle Madman』
と評価しておりました。当時カスタムショップを開いたばかりのRon大先生にとって、この評価はとても価値のある物だったことでしょう。
kaleido
Kaleidocycle(1966~1969)
イギリス製のBSAを攻めたカラーリングと卓越したメタルワークにて、見事なチョッパースタイルに仕上げております。実物はフィンチミュージアムにて保管されていますので、いつか見に行きたいです。
RonFinchi-AD
オリジナルパーツも非常に個性的なパーツを販売していました。
このポイントカバー。。まさに常識を逸脱したMadmanでなければ思いつかないようなデザインとなっおります。Ron大先生のパーツ類は生産量、販売量共に少なくマニアウケが良いためアメリカでは高値で取引されています。CBは持っていませんが、ポイントカバーは私も欲しいです。誰か持っていませんか?
Finch-tank2

Finch-tank

話は変わりますが、最近直筆サイン入りのペイントタンクが海外オークションで出品され、一部のコアなファンの間で話題になりました。私もそんなファンの一部では御座いますが、予算を遥かに上回る価格だった為見送りざる得ませんでした。。。無念。。

Finch-tail

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正式名所はポーンライト(PawnLite)ですが、一般的にはフィンチテール(FinchiTail)もしくはランタンテール(LanternTail)と呼ばれています。ポーンとはチェスで使用するコマの事で、将棋で言う所の歩兵を意味しております。昔、アメリカのスワップミートでPawnTailのスペルを間違えPrawnTail(海老テール)と書いて売っている所を見た事が御座います。見方によっては、海老に見えない事も御座いませんが。。。さすが天才Ron先生の作品です。見る人の想像力をかき立てるデザインである事は間違いないようです。
Pawn-tail
チョッパーブームにも陰りの見えてきた1981年のこと、あろう事か飲酒運転の車に追突され固いアスファルトの上に投げ出されてしまったRon大先生で御座いました。当時医師の診断ではもう歩く事は不可能との事でしたが、妻のRuthやショップクルーの懸命な介護等あり、自分で歩く事の出来るレベルまで回復致しました。さすがはRon大先生でございます。

現在ではメタルワークアーティストの片手間としてバイク製作を行っております。
もはや常人には乗りこなす事すら不可能なバイクへと進化してしましました。(もちろん普通(乗れる)のバイクも製作しております)バイクを車でレッカーしながら走る。これこそ真のバイカーです。Ron先生に憧れてはおりますが、到底このような作品を作り上げる技術は持ち合わせておりませんし、これ程のバイクをレッカー出来る様な車両も持ち合わせておりません。庶民の私には軽トラにバイクを乗せて走る事が精一杯で御座います。
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2015年現在でもMichigan’s Motorcycle Madmanぷりは健在でございます。
これからも精力的な活動を行って行って頂きたいものです。
Ron Finch-Odin’s Axle
当店CMとなりますが、フィンチテール何点か在庫していますので、お探しの方いらっしゃいましたら、ご一報頂ければと思います。

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