ハーレーに限らずチョッパーのマストアイテムなシーシーバー(sissy bar)について書きました。
60年代後期から70年代にかけてチョッパーブームと同時に生まれたアイテムですが、最近の流行りはヴィンテージスタイルのロングタイプではなく、ショートタイプのようです。シーシーバーというよりはフェンダーステーを伸ばしてテールをくっ付けたイメージですね。シーシーバーはカタカナ英語でアメリカ読みではシッシーバーになります。Sissyは臆病とか根性無しとかそんな意味ですね。日本語で言うのであればsissy bar=弱虫バーって感じかな。
シーシーバー自体は大昔から存在したのですが、初期のシーシーバーはリアキャリアに乗せられた荷物が落ちないようい取り付けられた現在とは別目的な物でした。そこから少しずつ形状を変え60年代後半のチョッパーブーム時には機能性よりもスタイルを優先させた今のような形状へと進化致しました。シーシーバーの名前が定着して来たのもこの辺りかな。60年代当時は門やフェンスの部品を流用してシーシーバーの製作を行っていました。ヴィンテージシーシーバーのトップチップ(先端)を見てみると当時の名残をうかがい知る事が出来るかと思います。チョッパーパーツで有名なAEEはボルトオンシーシーバーの販売で成功しました。AEEについてはまた別の機会に書きます。個性溢れるパーツの為、定番は存在しないのですが、比較的流通しているシーシーバーの写真を集めてみました。
AEEのODD-BALLとなります。oddballは変わり者とか変人って意味ですね。中々のネーミングセンスです。名前のわりいまいち特徴のないどんな車両にも合うデザインとなっております。
AEE SPEED something…
こちらもAEEのシーシーバーとなります。speedなんちゃらって名前でしたが、度忘れしてしまいました。思い出したら追記致します。
70s定番のナイフデザインのシーシーバーとなります。当然ですがナイフは取り外し出来ません。当時はcheetahやAEEなど各メーカーが販売していました。現在でも比較的容易に入手可能なモデルとなります。
1972年のAEEカタログとなります。自作でシーシーバーを作れるようにパーツ単品での販売も行ってました。
ストリートチョッパーで掲載されていたとても有名な写真となります。色々なシーシーバーをカラー写真で見る事が出来ます。
一つ一つ説明を行って行こうかと思ったのですが、思いの外写真が集まりませんでしたので、当時のカタログ写真を掲載致します。オリジナルシーシーバー製作時の参考にして頂ければと思います。