ヴィンテージパーツの中ではメジャーな存在のライセンストッパーですが、日本では中々馴染みの少ないパーツですので、本日はライセンストッパーについて書きたいと思います。
現在流通しているヴィンテージライセンストッパーの殆どの物が、アルミ鋳物もしくはブリキ板(鉄)で出来ており、ナンバープレートの上もしくは下に取り付けられるための穴が開いおりおます。ヨーロッパではナンバープレートに取付けず、バンパーなどに取り付けている車両も良く目にします。宣伝用の物からチーム物など様々な物があり、アメリカに行くと今でも付けている車両を見る事が出来ます。殆どがディーラーの宣伝用の物ですが。。。
一番最初にトッパーを作ったのはAAA(The American Automobile Association)と言われております。AAAがオルガナイズドされたのが1904年の3月の事です。設立当初のロゴは2本のタイヤにAAAと記載された物でした。そして1912年に馴染みのあるオーバルロゴへと変更されました。昔アメリカのカーショーでタイヤマークのトッパーを付けた車両を見た事があります。写真を探したのですが見つかりませんでした。個人的にはオーバルロゴよりもタイヤロゴの方が好きです。
フェンダーマーカー同様にトッパーマニアが本国アメリカには大勢いるためレアなモデル、人気のあるモデルは信じられない値段で取引されています。有名なメーカーですとNC.Co(NATIONAL COLORTYPE Co)等が御座います。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、NC.Coはガラスリフレクターを作っていたメーカーとなります。1900年初頭よりガラスリフレクターの生産を始め、1940年頃より自社のガラスリフレクターを使ったライセンストッパーの生産を始めました。NC.Co社の有名なモデルですとレッドデビルトッパー等が有名です。オリジナルのレッドデビルトッパーはレアで高価なため、現在ではレプリカが販売されています。市場に出回っている物の殆どの物がレプリカだと思います。
NC.Co(NATIONAL COLORTYPE Co)社のヴィンテージリフレクターについては、「 ヴィンテージガラスリフレクター 」でも記載していますので、お時間ある時に覗いてみて下さい。
こちらレプリカのレッドデビルトッパーです。
オリジナルとの違いは目の色と裏面の作りです。
色の配色も微妙に違います。
こちらがオリジナルのレッドデビルトッパーとなります。
私の秘蔵のコレクションです。目の色がグリーンです。
現行品と比べると少しマイルドな笑顔となっております。
先ほどYahooオークション(2015年8月)を見てみたところOWL(フクロウ)のトッパーが出品されていました。こちらもNC.Co社のライセンストッパーとなります。出品者の方に迷惑を掛けるといけないので、写真は掲載致しませんが、気になる方はYahooオークションで「OWL ライセンストッパー」で検索してみて下さい。商品説明欄にはNC.Co製と記載せれていませんが、間違いなくNC.Co製です。良いトッパーです。もう少し安ければ僕も欲しいですね。笑
アルミ鋳造トッパーもカッコいいのですが、個人的にはブリキトッパーもお勧めです。
素材が錆び易いため状態が悪い物も多いですが、ヤレタ感じに味があってカッコいいです。
Fling Big A
ガソリンスタンドの宣伝用トッパーとなります。デザインが良く、とても人気のあるトッパーです。
TYDOL
Fling Big A の元締めです。TYDOLはREDINDIAN同様にコレクターが多く、値段も高めです。
ILLINOIS FARM RURTAUS
イリノイ州の農業連合です。
日本で言えばJAみたいなものですね。
LET’S GO PLACES (GOP)
Political Campaign(選挙運動)投票を促すための広告用トッパーです。
こういった企画物は数も少なく、高値で取引される事が多いです。