今日のアイテムはこれっ
Zenithの燃料フィルターです。Zenithはイギリスの会社ですが、ハーレーのBIGTWIN系で純正キャブとして使用されていた事もあり、ご存知の方も多いと思います。そのキャブレターを作っていた会社Zenithが大昔に販売していたガラスフィルターです。
ガラスボールフィルター(ACデルコとかの丸いヤツ)って車には良いんですが、バイクに付けるには大きいし、野暮ったくていまいちなんですよね。。。。でもこのフィルターはスリムで高さもそんなにないので、バイクには最適なんです。僕も自分の車両で良く使うフィルターです。
機能的にはどーなの？ちゃんとフィルターとしては使えんのかい？って話ですが、現行品には勝てませんが使えます。当然ですが、当時はこれを普通に使用していた訳でそれなりにしっかりとした作りをしているのです。構造はいたってシンプルで物凄く薄い板を幾重にも重ねて隙間でごみを取る(コス)仕組みです。
これが1928年にZenithがアメリカで特許を取得した際に使用した資料です。この資料はフィルターの構造ではなく薄物のプレス打ち抜き用の特許資料なので、フィルターに使用されている一枚一枚の板厚はわかりませんが、実物はめちゃくちゃ薄いです。
これが実際のフィルターのコア部です。長さ1インチ位ですが、何百枚も重なっているように見えます。
当時は目の細かい網や金属を焼結させてフィルターを作る技術もなかったので仕方がなですが。。。にしてもすごい。笑
これなら目詰まりしたらバラシて洗浄すればずっと使えるしエコですよね。
ガラクタを入れて遊ぶことも出来るし。
なんとなくおしゃれにも見えます。笑